最終更新日 2025年5月19日
音楽大学に入学するためには、入試に合格しなければならないので音楽に関するスキルを持つ必要があります。
特にピアノやヴァイオリンなどの弦楽器を好む人は、小さな頃からレッスンを受けるのが一般的です。
小学生になれば地元のコンクールで入選したり、高校生では受験に出される曲を一通り弾けていることが理想的です。
小学校中学年を過ぎてから本格的に取り組み始めても、スキルが周りより劣っていることが多いので、保護者が音楽大学に進学させたいと考えた時点でレッスンを始めるのが良いです。
声楽や管楽器を専攻する場合は、中学校や高校の部活動を通して音楽大学を目指し合格できた人もいます。
男性は声変わりをしてからでないと声楽のレッスンができないので、スキルを上達させる期間が比較的短いです。
音楽大学の入試では聴音の問題も出されます。
絶対音感は幼い時から音楽に触れることで養われるので、声楽を目指していてもピアノを続けるケースもあります。
絶対音感は全ての人が習得できるものではありませんが、絶対音感を養うレッスンを集中的に受けると1年~2年で音を聞き分ける力が向上します。
反対にピアノ専攻を選んだ人も、声楽の分野を学んでおく必要があります。
ほとんどの音楽大学では入試用にオリジナルの曲を作り、それを声に出して歌わせる科目があります。
8小節~16小節くらいの楽譜を30秒間ほど確認して、音程やリズムを把握できているかを調べます。
声質でスコアが変わることはありませんが、練習をしていないと緊張して実力を発揮できない可能性があります。
絶対音感を持っている人も、楽譜を正しく読んだり書いたりするスキルは必要なので、専門の先生にレッスンしてもらいます。
ピアノ専攻以外の人も、ピアノの演奏をしなければなりません。
モーツァルトやベートーヴェンなど有名な作曲家の定番曲が選ばれるので、管楽器や声楽などを通して音楽に親しんでいれば、高校以降に練習しても習得できます。
入試ではこれらの実技に加えて、国語と英語、小論文の筆記問題が出ます。
高校までに授業で学習する基本的な知識をある程度理解していれば簡単に合格できます。
しかし中には実技対策ばかりに力を入れて、筆記試験で点数を稼げなかったことで不合格になる人もいます。
一般入試と同じ問題を利用する大学もあるので、音楽の道を極めると決めている人も日頃から学校の授業も真面目に受けると入試対策が楽になります。