破魔弓はどうやって捨てれば良いの?

最終更新日 2025年5月19日

破魔弓は、はじめての正月を迎える男子に贈られるものとして有名ですが、子どもが大きくなってしまったときには、押し入れの奥のほうにしまったままでなかなか見ることもありません。
どのように処分をすれば良いのかは分かりにくく、持て余す人も多いです。
処分したいと頭に浮かんでも、どうすれば良いのかわからないときには、いくつか方法があります。

寺社で供養をしてもらう

まず処分する方法として最もスタンダードなのが、寺社で供養をしてもらうことです。
大切にするべきものということは理解ができますし、記念品でもあるものなので、他のゴミと一緒にするのは気が引けると躊躇するケースがたくさんあります。
そんなときには寺社に任せるのが無難です。
ただ、供養を受け付けているお寺や神社は意外と多くはないので、インターネットなどで調べて近くの寺社に問い合わせをしてみると良いです。
供養をお願いするときには、基本的に有料になります。
みかん箱が1つあたり五千円から三万円ほどと相場に結構幅があるので、事前によく調べてみるのが賢明です。

自治体のゴミで廃棄する

縁起物だとかがあまり気にならないタイプは、自治体のゴミで廃棄する人もいます。
材質にも色々と種類があるため、どの処分方法が良いかは素材次第です。
金属製のものが含まれていれば、多くの自治体で不燃ゴミになります。
ゴミでは捨てられないと考えている人も多いですが、そんなこともありません。
通常のゴミと一緒に捨てても精神的にあまり気にならないという人にはおすすめです。
これなら費用も発生せずに、簡単に捨てることができます。

人に譲る

廃棄等をせずに、人に譲るという方法もあります。
近所の人や知人・親戚など欲しがっている人があれば譲ってあげると、無駄にならずにスマートです。
もらってくれる人がいれば、捨てるより気持ち的にも楽なので、検討してみると良いです。
たまたまタイミングが合う人に巡り会えば良いですが、受け取ってくれる人を探すのは割と大変なので、例えばSNSを使って広く募集をかけるなど工夫をするのもおすすめできます。
あまり受け取ってくれるところは多く無いですが、幼稚園や保育園・NPO法人やNGOに寄付をするのも悪くない処分方法です。
これも探すのには少し手間取る可能性がありますが、他の誰かに使ってほしいと希望するときには検討材料になります。

売る

破魔弓を売るというのはあまり発想しない処分方法ですが、不可能ではありません。
状態が良かったり、それ自体に希少価値があるものについては買取をしてもらえる可能性があります。
リサイクルショップや専門店などに相談をして、見積もりをもらうだけなら損にはなりません。
もし買い取ってもらえればラッキーです。
フリーマーケットやネットのオークションで販売をする人も中にはいます。
ただ自分で出品するには手間もかかるため、少しでも高く売ろうと考えているケースでは、普通に処分をする方が良いです。

不用品回収業者に依頼をする

不用品回収業者に依頼をする手もあります。
不用品が他にもたくさんあるケースや、すぐに処分をしたいという人にはおすすめです。
費用がかかってしまいますが、手間を省きたいとかスピード優先させたい人には良い検討材料です。
自治体のゴミに出したりするのが気が引けて、後々ストレスになるようではいけません。

自分で供養をしてから処分をする

そんな人には自分で供養をしてから処分をするのが適した手段です。
自分自身で供養をして処分すれば、気持ちも晴れやかに過ごすことができます。
供養をする方法はたくさんあって、地方や地域の慣習によっても異なりますが、一般的にまずはきれいな布やタオルでふきとって掃除をしてあげると良いです。
次にお清めの塩をふりかけ、白い紙や布で包みます。
包まれた破魔弓を、専用のゴミ袋を用意して処分するといった流れです。
供養と処分を同時に行ってくれるサービスも存在しています。
こういった企業に頼めば、処分とすべての供養を同時に行うことができ、手間もかからず便利です。
単にゴミとして出すのはさすがに気が引けますし、自宅や職場の近くの神社で供養が行われているのかどうか確認するのも時間はかかります。
専門の企業なら、神社と提携をしたりすることで多くの供養を実施することに慣れています。
由緒あるところに間接的にでも依頼が出来るなら、とても便利です。
申し込みをして配送をし、供養してもらうというシンプルな流れなので、扱いに困るようなこともありません。

まとめ

気になる費用ですが、これは企業によって大きく異なり、中には段ボール箱の中にどれだけ供養をして欲しいものを詰めても定額というサービスもあります。
これなら処分をしたい縁起物などをまとめて入れてスッキリすることができ、利用者の満足度も高いです。
供養が終わった後には、供養報告書等をもらえるサービスもあるので、気持ち的にも晴れやかです。
いざ自分が行うとなると処分が結構難しい破魔弓でも、安心して処分ができると話題に上がっているサービスも結構あるので、どの方法で行うと費用や手間・精神面などのバランスが良いかをよく考えて選ぶと安心できます。