最終更新日 2025年5月19日
食育を通じて子供たちが学ぶことって本当にたくさんあります。
その食材がどのようにして作られたのかを知ることで、感謝の気持ちを持つことが出来ます。
じゃがいも一つを考えてみても、悪天候が続けば思うような美味しいじゃがいもが出来ず、農家の人はどのような努力をしているのかを考えさせられます。
一つの食材を作るために、どれだけの人がどんな大変な作業をして、そしてどんな思いで過ごしているのか、そんな当たり前のことをただ教えてあげるだけで子供たちの食への意識は大きく変わってくるんですよ。
今ではコメ作りも機械化が進み昔に比べて随分楽になったそうです。
それでも今なお昔の作法そのままでコメ作りをしている農家もあり、地方の小学校などではコメ作りを実際に体験させてもらっています。
日本人にとってお米は食卓にあって当然で、なくてはならないものです。
当たり前のように毎日食べているお米が、簡単には手に入らないものだということを子供たちはあまり知らないんですよね。
日差しが照り付ける中、泥まみれになりながら田植えをして育てていく過程は、現代の子供たちだけではなく大人も忘れてしまっている大切な作業です。
またこういったことがきっかけで、人と人とのつながりも芽生えます。
食と人とのつながりを深く感じながら、それを作ってくれた人と食べさせてもらう自分との間にも特別な感情が生まれてくるんですよね。
これこそが、今のわたしたちになくなってしまっている感情ではないでしょうか。
これらを通じて、食べる子との大切さ、食べ物をもっと大切に扱う意識も芽生えます。
今までは嫌いだからと簡単に残していた食材も、「捨ててはいけない」「美味しく食べよう」という気持ちに切り替わってくるものです。
あまり難しく考える必要はないので、まずは小さなことからはじめてみませんか?
お子さんと一緒に食材の買い物に出かけて、今日は一緒に料理をしてみてはいかがでしょう。
きっと昨日までとは少し違ったお子さんに出会えると思いますよ。