最終更新日 2025年5月19日
目次
◆婚活をする人が増えた理由
結婚をしない人が増えおり生涯未婚率も高まってきていますが、結婚のための活動をする人の数も増えてきており、その活動は婚活と呼ばれています。
これは普通に生活をしているだけでは男女の出会いがなく、その生活を続けていると結婚をすることができないという人が中心になって行っています。
中には会社員など異性と話す機会のある人もいますが、話をする程度の友だちはいても恋愛感情をもつような関係になる人ができないという悩みが多いようです。
少し前までは見合い制度が発達しており、自分で相手を探してこなくても結婚相手が見つかるという人が大多数でした。
しかし、時代が変わり恋愛結婚の良さが認められてきてからは見合いをする人が減り、今では結婚する人のほとんどが恋愛結婚となっています。
そうすると今度は結婚相手を自分自身で決めるという行為が必要になってきますが、恋愛の習慣がないことや恋愛はしてもそこから結婚までたどり着けないなど新たな問題がでてくるようになりました。
中には一度の恋愛で簡単に結婚できてしまう人もいますが、多くの人は色々な事情で結婚までたどり着けないという結果になってしまうようです。
これは結婚に対する価値観の変化も関係しており、今は女性も結婚をしても結婚前と同じような生活を望む人が多くなってきています。
◆価値観が違ってしまうと、恋愛はできても結婚はできないという結論になってしまう
それに対して男性は家事や育児を女性にやってもらいたいと希望する人が多く、その時点で価値観が違ってしまうと、恋愛はできても結婚はできないという結論になってしまうのでしょう。
また不景気が続き収入額が減ってきているということも結婚できない理由のひとつになってきています。
結婚をするという人達は将来的に子どもが欲しいと思っている人が多いようですが、子供を育てるための費用を考えると、経済的な余裕がないと厳しくなってしまいます。
そういった将来のことを考えているうちに、結婚を先延ばしにしてしまい、いつの間にかお互いの気持ちも冷めてしまって別れてしまうというカップルも少なくありません。
以前は就職さえできていれば、年齢と共に給与が上がるのが普通だったので、子どもができても大丈夫だという希望がありましたが、今はその希望が持てなくなってきています。
そういったことも関係して子どもを育てる自信がないので結婚に踏み切れないというカップルも大勢います。
もうひとつの大きな要因は結婚をするという意識が薄くなってきていること
もうひとつの大きな要因は結婚をするという意識が薄くなってきていることです。
今までの社会では結婚をしていないといけないという価値観がありましたが、最近では結婚はしたい人だけがすれば良いという考えに変わってきています。男性も女性も自分で働いていれば自律することができるようになってきたので、わざわざ結婚をするという意味がわからないという考えの人もいます。 引用元「吉野勝秀」より
そういった人は婚活をすることがあっても相手を探しに来るためという目的で、お付き合いはしても結婚はしないという選択を好みます。
婚活をしている人々は結婚をしたいという気持ちを持っている人が多いので、同じような気持ちを持っている人を探さなくてはいけません。
しかし、実際に婚活をして付き合い始めるまでは順調に進んでも、そこから結婚をするまでに大きな壁があるようです。
男性は付き合っている時には女性らしさをそこまで求めなかったとしても、結婚という話になると急に考えが変わってきます。
女性は恋愛をしていた頃と同じように対等な関係をのぞむ人が多くなってきているので、どうしてもその意識のずれが埋められずに結婚まで進むことができないのでしょう。
しかし、経済的なことを考えると男性1人の収入で家族を養っていくことが難しくなっていることは事実なので、女性も働いて家計を助ける必要がでてきます。
そうなれば、お互いが同様に稼いでいるということになるので、関係も新しくしていかなくてはいけません。
◆男女の関係も新しくしていかないと結婚をする人の数は増えない
昔のように女性は家のことをしていれば良いという時代ではなくなってきているので、男女の関係も新しくしていかないと結婚をする人の数は増えないでしょう。
婚活は結婚をすることを目標にしていますが、どれだけ婚活をして相手が見つかったとしても結婚ができなければ、人生の目標が変わってきてしまいます。
結婚をすることだけが大切なことではありませんが、人生の中で結婚というのは要となる出来事です。
結婚を望んでいる人がこれだけ大勢いるのに、なかなか結婚ができないという現状があることはとても残念なことで、結婚をする人が増えれば少子化にも良い影響を与えることができます。
そのためには結婚相手を見つけるような機会を社会の中で増やすとともに、結婚に対するイメージも変えていかなくてはいけません。
いつまでも古い価値観のをもつ人が多い社会では、若い世代が結婚に踏み切れない状態が今後も続いてしまいます。
社会全体で夫婦のあり方や家庭のあり方をもう一度見直していくことも大切なことでしょう。