
最終更新日 2025年5月19日
最近は、日本でもゼロエネルギー住宅が推進されています。
どのような住宅かと言えば、一言で言えばエネルギーの消費がない住宅です。
今までの住宅であれば、例えば料理をする場合やお風呂を使う場合にはガスを消費していました。
そして、エアコンをつける場合やテレビそしてパソコンをつける場合も電気を使用していたわけです。
この状態だと、消費するエネルギーはゼロになっていないためゼロエネルギー住宅とは言えないでしょう。
しかし、自家発電をすることによりゼロにすることは十分可能です。
目次
ガスと電気の統一
まず、ガスと電気を統一しなければいけません。
現在のところ、日本に限らず世界中で自分たちで電気を発電することができてもガスを作り出すことができません。
使えないガスしか作ることができず、実用性が全くないわけです。
一方電気に関しては、自転車をこいただけで発電できるものは昔からありました。
そして最近注目されているのは、太陽光発電になります。
もちろん太陽光発電といっても、最近できたものではなくすでに30年以上前からありました。
目のつけどころの良い家庭は、かなり早い段階で太陽光パネルを設置し自家発電をしていました。
なぜそのようなことをしていたかと言えば、地球環境に配慮したからではありません。
もちろんそのような人がいたかもしれませんが、それ以上にメリットがありそれは金銭的にお得だからです。
電気を貯めて電力会社に売却することができた
太陽光発電の一式を設置して自分たちで電気を発電するがまず電気の供給がなくても生活をすることができます。
そして以前は、電気を貯めて電力会社に売却することができました。
その部分は不労所得として手に入れることができます。
このようなメリットから、1つの投資として太陽光発電が使われていたケースが多くなります。
最近は投資と言うよりも、どちらかと言えば地球環境に優しい建物にするためそのような仕組みを採用している家が多いです。
もちろん地球環境だけでなく、電気を購入する必要がないためその分コストが安くなります。
設置費用はかかるものの、10年から12年ほど使い続ければ、たいていの住宅では黒字化すると言われているほどです。
太陽光発電を設置するために
この太陽光発電を設置するためには、いくつかのパーツが必要になります。
太陽光発電のパネル
1番目立つのはやはり太陽光発電のパネルになるでしょう。
よく屋根などに黒っぽいパネルがたくさん設置されている家は太陽光発電をしている家と考えて間違いありません。
最近は広い土地を利用して発電している例もありますが、あれはどちらかと言えば自分たちで使うものよりも得るためにあると言っても良いかもしれません。
ただ会社単位で大きな電力を毎日使っている場合は、大きな広場にパネルを並べているケースがあります。
この場合は、大抵自分の会社で使うことになるでしょう。
参考記事:「エスコシステムズも取り組んでいるESCO事業とは?」
パワーコンディショナー
次に必要なのは、パワーコンディショナーと呼ばれるものです。
パワーコンディショナーとは、電気を交流電力に変換する装置です。
よく誤解を受けているのは、太陽光発電で発電した電気がそのまま家で使えると思っているパターンです。
結論から言うと、太陽光発電で発電した電気はそのまま家庭内の電気として使うことができません。
家庭内で使う場合は、交流電力に変換しないといけません。
そこで変換する装置が必要になりますが、これが一般的にパワーコンディショナーと言われるものです。
大きさは30センチ程度の箱形になっており、通常室内に設置されています。
一戸建て住宅等は、洗面所の近くにブレーカーがあることが多いです。
ちょうどブレーカーと同じ位の大きさと考えておけばよいでしょう。
ブレーカーをもう少し進化させたような形をしています。
発電量を計測するモニター
そしてもう一つ必要になるのは、発電量を計測するモニターです。
発電量を継続することにより、現在どれぐらいの電気が発令されているかを一目で見ることができます。
通常は液晶モニターになっており、見やすいのが特徴です。
蓄電池
そして、ぜひあった方が良いのは蓄電池になります。
蓄電池は、太陽光発電で発電した電気を蓄えておくところです。
もし、蓄えておくところがなければその日のうちに全て使い切らなければいけません。
蓄えておくところがなければ、発電した電気をその場で使うしか方法がありません。
しかしこれだといくつかの問題があります。
1つ目の問題は、いくらその日に作ったとしても家に誰もいない場合電気を作っただけ無駄になってしまい、太陽光発電を設置した意味は半分ぐらいなくなってしまうわけです。
それだけでなく、何日も曇りの日が続いた場合や雨が降っている日が続くと、太陽光発電ができません。
そうすると、電気を購入しなければ生活ができなくなってしまいます。
このような不便さを解消するために、蓄電池を設置し作った電気を蓄えておく仕組みを利用するわけです。
まとめ
もしこのような蓄電池を利用すれば、過去に電池をため込み曇りが続いた場合でも、ため込んだ電気を使えばわざわざ電力会社から電気を購入する必要はありません。
これにより、ゼロエネルギー住宅の実現は可能です。